飲食・販売・営業のすぐに使える実践的心理術

入社当時なにもなく、仕事をただこなしていた飲食社員の自分が心理学と出会い、日常や日々の営業で実践する事で楽しくなり結果、成果に繋がった心理学からの行動実践

失敗ばかりでへこんじゃう?有名なヒヤリハットの法則、事例→具体的な対処法

「ミスばかりで自分が嫌になります。」

 

「最近はなにをやってもうまくいきません」

 

こんな声は接客業はもちろん仕事をしていれば、

 

新人スタッフはもちろん、社員からアルバイトからチーム全体から聞こえてくる声だと思います。

 

上司としてどのような声をかければいいか?

どうすれば根本的な解決に導けるか?

 

悩む方も多いと思います。

 

かく言う私もその一人です。

 

日々仕事をしていれば問題は常にあり、

それをどう対処するかが仕事の本質と言っても過言ではないと思っています。

 

 

そこでヒントになるのが、

 

ヒヤリハットの法則】(ハインリッヒの法則

です。

 

新人が失敗するのは、当たり前(失敗をするのも仕事)と捉え、

 

新人スタッフが良くするミスをなぜしてしまうのか?

未然に防ぐためには?

 

を考え実行していく事が必要です。

 

 

ヒヤリハットの法則とは

 

「1:29:300」で知られるヒヤリ・ハットの法則、正式にはハインリッヒの法則という。この法則を正しく理解することで、様々な分野での重大事故を未然に防ぐことができる。

 

1件の重大なミスや事故の背景には

29件の軽微なミスや事故があり、更にその背後には

300件のヒヤリ・ハット(小さなミスや気に留めない事故)がある

 

大事なポイントは数字ではなく、1つの大きなミスと300の小さなミスの根本原因は一つと言う事なんですね。

 

 

例えば、

①お客様にドリンクをかけてしまい、クレームに発展し飲食代は頂かず、クリーニング代も保険会社を使い弁償した

 

②新人が通路でドリンクが乗ってるトレンチ(お盆)をバランス崩して落としてしまいグラスを1つ割ってしまった

 

③新人への教育でドリンクを運ぶ練習でトレンチの上に2つしか載せずに部下が教育していたが最初だからと見逃していた

 

①は重大な事故として会社全体に報告、共有され問題になる案件だが、

②③は店舗の中で収まる案件になると思う。

 

だが、元を正せば常に①の事故が起こりうる環境である事が問題であり、

 

②や③のうちに未然に防ぐための対策が必要になります。

 

具体的には、

 

・新人スタッフ教育時にはトレンチ練習を入れて、必ず1個から5個までを順番に持たせて違いや持ち方のコツを伝える

・グラスを割ってしまったスタッフに対してただ注意する叱るではなく、失敗からの原因・今後の対策を自分で考えてもらう

 

などです。

 

 

災害防止の父と呼ばれるハインリッヒは

 

「重大事故の98パーセントは事前に防げる」

 

と語っており、

 

重大な事故や大きなミスも決して偶発的に起きたものではなく、小さな予兆に気を配っていれば必ず事前に防ぐ事ができるということなのである。

 

スタッフがミスをせずに楽しく働ける環境

 

お客様が楽しく過ごしてもらう空間の提供

 

店長としてアルバイトや部下を怒る事がなくなり自身も楽しく働ける

 

いい事だらけなんです!!

 

小さな些細な出来事も見逃さずに気付ける

店長や社員の力で

作っていけるという事です。

 

常にアンテナを張り巡らせ、他の人が気付かないような些細な事に気付ける事が

 

上に立つ者の素質かもしれませんね♪